雨竜の森
8月30、31日と北海道の北の方にある北海道大学雨竜研究林へいってきました。
雨竜。
英語でいうと、レインドラゴン。
雨竜の森、とかっていうと何だかRPGのダンジョンの地名みたいですね。
Rain Dragon’s Forestって書くと、何だか北欧メロディックスピードメタルバンドの曲名みたいですね。
それはともかく。
今回はエコマスターブログの方でもお馴染みの環境リレーションズ研究所から2名が北海道へいらっしゃいまして、この雨竜研究林で行うプレゼントツリーの植樹に立ち会うという主旨で私も同行させていただいてました。
さすがは環境のプロフェッショナル!
色んなためになる話を聞きながら、雨竜へと車を走らせます。
植樹といっても、ただ木を植えてりゃいいっていうわけじゃないんですよね。
そして、まずは北海道大学の研究施設へ。
雨竜の森から少し離れた、母子里(もしり)というところにあります。
裏手はこんな感じになっている、非常にいい環境です。
まさに、森とともにあるという感じですね。
館内にて待つこと、数十分。
後からMTVのクルーがやってきました。
実は今回、MTVのキャンペーン「MTV Think Loud with Honda」として、アーティストや一般の方から集めた寄付金によって植樹をするというところに同行するという主旨だったんですよね。
MTVのクルーの方々&VJ。
みんなオシャレです。
さてさて、それから雨竜の森へと向かいます。
植樹は2日目の朝に行われるので、1日目はいわゆる下見ですね。
でも下見とはいえ、北大の博士の方から森についてのいろいろな話を聞いて、なんだか学生に戻ったような気分です。
雨竜の森は自然の森。
ヒトが作った人工の森ではなく、何百年も世代交代と輪廻を繰り返している自然の森。
土にはコケが生えていて、低木層と高木層がうまく重なり合っていて。
動物や虫もたくさん種類がいて、生態系が極めて「自然」に近いんです。
(地球上の出来事なのでヒトの手が入っても「自然」といっちゃ「自然」なんですけども、ここではあえてヒトの手が入っていないという意味での「自然」を使っています。「自然」という言葉の中に「人間が入っていない」という意味合いが含まれていること自体、僕は人間の傲慢さや他人事さを象徴していると思ってます。それが環境問題への錯視を生んでいるのではないか、と・・・)
また、研究をされている方が本当に心から森が好きなんだな〜と。
感心させられた次第です。
1日目の夜。
旭川のラーメン店「まつ田」にて食事。
写真を撮り忘れたのは内緒だよ!
2日目、朝。
5時起き。
前日、森のパワーに中てられてちょっとカラダが不調気味でしたが、無理やりカラダを起こしました。
(森には生命エネルギーが極めてプリミティブな状態で溢れているので、それが癒しになる場合もありますが、中毒症状が生じる場合もあるのです。良薬も摂りすぎると毒になるように)
さてさて、元気いっぱい雨龍の森へ向かいます。
今日はロケですよ。
MTVのロケなんてなかなか見られるものではありません。
ほほう、そんな感じで撮影するのか・・・。
何だか・・・楽しそうだな・・・。
と、足元にこんなたんぽぽを発見(*゚Д゚) ムホムホ
※元記事には写真があった
森だから、たんぽぽもこんな色になっているのかしら。
何だか・・・キレイです。
ほんまにタンポポかい!というツッコミはありきだと思ってます。
そして植樹も完了。
大きくなれよ。
そんな感じで雨竜レポートでございました。
およそ200〜300年たつと、木は老衰で死にます。
ただ、その前に圧雪・台風・落雷などによって折られたりすることがあります。
また、ヒトの手が入って保護されている森では、すくすく育つ木を守るために間伐くのが当たり前です。
でも、やっぱり木は僕たちよりもずっと長生きです。
なんだか偉大な先輩に対して僕たちはもっと尊敬し、畏怖を感じ、守るのではなく守られているのだという検挙な気持ちを持っていかないとダメなんだろな、と思います。