BSC環境フォーラム2007in北海道「未来への扉」に行ってきた

9月17日(月)。
昨日は敬老の日
札幌コンベンションセンターにてBSC環境フォーラム2007in北海道「未来への扉」が行われました。

BSCというのは全国BSC理美容協同組合のことでして、Beoneという理美容用品のブランドを推進する理美容師の方々の集まりです。
「美・健康・環境浄化」をテーマに、ロハスを提案しているということで、かなり積極的にこういった環境啓発のためのイベントを行っています。
以前てんつくマンの講演だと思って行ったら、実はこちらのBSCさんが主催のイベントだったということもあり、ほんとに意欲的だな〜と関心しきりです。

さてさて、今回の環境フォーラムには講師として

北の国から」などの脚本家であり、エコナコトでは富良野自然塾でお世話になっている倉本聰さん。
テレビ番組でその知性と人柄を発揮し、ビートたけしの兄としても有名な工学博士、北野大さん。
皮膚を通して体内へ吸収される「経皮毒」などの著書で知られる薬学博士、稲津教久さん。

以上の3名が講演をされました。

今日はその中でも北野大先生のお話の中で、温暖化についての仕組みなどを簡潔にご説明されていたものをご紹介しようと思います。


クールビズ(COOLBIZ)って何のためにしているんでしょうか?

それは、省エネ・温暖化防止のため。
温暖化はCO2が原因で起こって、CO2は化石燃料などの燃焼によって発生する。

何のために化石燃料を燃やすのかっていうと、エネルギーを作るためでして、要は温暖化っていうのはエネルギー問題なんですね。
つまり、エネルギーを何とかしなきゃいけない、と。

ところで地球の気温って大体どれくらいかご存知でしょうか?
およそ15℃なんですね。
で、この気温が0.7℃あがったと。

15℃が15.7℃になりましたって言ってもピンと来ませんね。
あんまり変わらないんじゃないだろうか?

じゃあ、人間の体温が36.5℃です。
で、数学の問題。
15℃:15.7℃=36.5℃:X、この時のXは?

X=38.2℃なんです。
つまり、地球にとって0.7℃気温が上るっていうことは、体温が38.2℃になるって位しんどいことなんです。

さて、温暖化が進むと何が起こるでしょうか?

色々な問題がありますが、ここでは海面上昇についてお話します。

水は熱を加えるとどうなるでしょうか?
それは膨張をするんです。

液体は固体にくらべて、10倍くらい膨張率が高いんですね。

ちなみに、氷山が融けても水位は変わりません。
地球の氷山はもうすでにほとんど海の中ですから、融けたところで水位はさほど変わりませんよね。
むしろ、熱膨張によって海面が上っていると考えています。

それによってツバルという国が沈もうとしています。
さほどエネルギーを使っていない南方の国が、エネルギーを使う北方の国のせいで沈みそうになっています。

このまま海面が上ると、東京ならば江東区が沈みます。
その他にも、日本の主要な都市は大体海の近くです。

京都議定書はご存知でしょうか?

1990年に較べて、2008年〜2012年で温室効果ガスの排出量を6%減らすというのが日本の目標です。
で、1990年に較べて2005年の段階ではなんと8%も排出量が増えています。

つまり、差し引きで14%を日本は2008〜2012年までに減らさなければならないのです。

14%といえば、約7分の1です。

ということは解決のためにも、1週間に1日日本は何もしない日を作ればいい。
電気も止まり、ガスも止まる。
電車は動かないし、車も走らない。
テレビもパソコンも動かない中で、ず〜〜っっと寝ている日。

まあ、無理ですね。

一応日本はこのまま森林面積が変わらなければ、森林吸収分として4%はおまけしてもらってます。
10%、減らせばいい。

要は化石燃料の問題なんです

化石燃料を使わなければいいんです。
実に日本のエネルギー使用の85%が化石燃料によるものです。

これらの代替エネルギーとして、太陽エネルギーが挙げられます。

太陽エネルギーには主に3つあります。
太陽光発電水力発電風力発電、この3つです。・・・

(続きは明日)
※と書いておきながら次の日に書かなかった罠