北海道が今アツい(いろんな意味で)

北海道が今、ダントツにアツいです。

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1)北海道日本ハムファイターズの2連覇

コレに関しては日ハムファンの某氏が熱弁をふるっておりました。
「個人の能力ではなく、チームプレイを重視して2連続優勝できたのは大きな意味がある!」
なるほど、確かに。

また、北海道のファンは相手チームをやじらないことでも評価されています。
ホーム戦ともなると球場が非常にいい雰囲気で包まれます。

2)北海道洞爺湖サミットが来年ある

他にも多くのサミット候補地があった中で、突然選ばれた北の大地。
いろいろな条件(防犯、テロ対策、マスコミ対策等)があったのだとは思いますが、「環境」ということをテーマにする上でふさわしいとして北海道が選ばれたのは非常に価値のあることだと思います。

さまざまな国家予算や官庁の予算がどんどん北海道に振られていく中で、方向性を見誤らずにきちんと「環境立国」としての北海道を構築していって頂きたいです。

3)札幌のブレインネットワーク社がマイ箸でグッドデザイン賞を受賞

マイ箸の取り組みは以前よりいろいろなところで行われてきましたが、今回ある意味では「マイ箸」そのものの呼びかけ人代表としてブレインネットワーク社のマイ箸プロジェクトが認知されたのは非常に嬉しいことです。

こうして札幌の企業に関心があつまれば、中央の投資家も北海道に目を向けるようになる。
そして北海道の企業ということであれば、当然のように環境への取り組みをしているかどうかを見られる。
(いい意味で北海道≒エコというレッテルが貼られているため)
各企業は環境へ取り組まざるを得ない状況になる。

経済活動と環境活動が両方活性化される、とてもいいチャンスです。

4)ヴォーカロイド「初音ミク」は札幌のクリプトン社でリリースしている

いま巷を賑わせている、ボーカルに特化した音声合成ソフト「初音ミク」。
DTM界や動画投稿サイト界隈で話題になっているのみならず、このようなCGM系コンテンツの後押しをする「初音ミク」のようなソフトがリリースされることによって、テレビの視聴モデルがいよいよもって変革の時を迎えているという言説もあります。

地上デジタルに完全移行するタイミングでテレビの視聴をやめる人も少なからずいるようですし)

そんな変革の後押しをするソフトが札幌の会社でリリースされているというのも非常に価値のあることです。
ソフト制作なんかはもともとどこでやってもいいわけで、営業部とかのために中央にあるというだけです。

桃太郎電鉄高橋名人の冒険島で有名なハドソンも札幌ですし、一部で熱狂的な人気を誇るFLASH魔理沙は大変なものを盗んでいきました」や「患部で止まってすぐ溶ける」などを作った音楽コンテンツ制作集団IOSYSも札幌が本拠地です。

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といったように、いい例だけ抽出しているという意見も聞こえなくはないですが、いま北海道はグングン来てます。

一方、ミートホープ社石屋製菓等の問題が数多く表出しているということもありますね。
当然、生命活動の根源である「食」に関して国民を冒涜した罪は重いですが、コレに関しては今までの「膿み」が出てきているという意味で、北海道の企業体質の変革期なのではないかと僕は総体的な現象自体は好意的に捉えています。

北海道に偏重し、北海道のみに市場を求め、北海道の中だけで完結する。
そんなローカリズムが生んだ(かもしれない)慢性的な不況へのカウンターとしてのグローバリズムなんだとしたら、北海道は「経済的に発展できた環境立国」へとなっていける最後のチャンスを与えられているのかもしれません。