「六ヶ所村ラプソディー」を観て
「六ヶ所村ラプソディー」という映画をご存知でしょうか?
今、まさに観てきました。
「六ヶ所村」は青森にある村でして、ここには核燃料の再処理施設があります。
映画はこの施設をめぐる、青森の人たちのドキュメンタリー映画です。
監督は鎌仲ひとみ監督。
「ヒバクシャ」という劣化ウラン弾(放射能)をめぐる映画を撮影したあと、自分の国を見たら同じ核を巡る話題があった。
それで2年をかけてじっくり調べこんで撮ったものです。
具体的には日本各地の原子力発電所で使われた使用済みウランをここへ持ち込んで、再度使えるプルトニウムへと加工する施設です。
ちなみにプルトニウムは実際には原発では再利用はされないでしょう。
(プルトニウムはそのままではエネルギー資源としては使えないため、ウランと混ぜる必要がある。しかしそのためにプルトニウムを加工する施設「高速増殖炉もんじゅ」がナトリウム火災事故以降、再開のめどが全くたっていないことから、再利用はされないものと推察される)
六ヶ所村はそのために推進派、容認派、反対派と再処理を巡ってさまざまな人たちが生活の中で悩んだりしています。
推進派の人たちは、日本のエネルギーのために。
容認派の人たちは、自分の生活のため、こどもを養うために。
そして反対派の人たちは、自分達の愛すべき「大地」のために。
どれが正解か?ということは歴史のみが証明してくれることで、僕らが解答を出せるものではありません。
まして、僕なんかがこの場で○や×を言う立場ではありません。
ただ、原発・核処理・そういったことに関心がある人・・・賛成するひとも、反対するひとも、みんな一度見てください。
それだけしかいえません。
もうちっとだけ続くのじゃ